JFW 3rd DAY:FACTOTUM ''POSTMAN''


FACTOTUM  by Koji Udo

FACTOTUMのブランドコンセプトは、デニムに対する深い思いと、モードとリアルクローズを融合すること。 テーラード、ワーク、ミリタリーをベースにワードローブを展開。毎回、テーマとなる国を訪れ、そこで出会った人や風景、 空気からインスパイアされた服作りをしている。

 今回はテーマがアメリカが誇るアウトロー作家 チャールズブコウスキーのポストマンということで、彼の小説は生理的に無理でも、人柄に惚れた私はどんなコレクションになるのかとても楽しみにしていた。 なにかひねり、ひねくれ、皮肉があるだろうと、、



チャールズブコウスキーの勝手に生きろの
ラテン語訳からFACTOTUMと名付けたブランドは
ブランド設立10年にしてブランドの原点に戻るのかと納得した

ポストオフィスはチャールズブコウスキーの作品の一つだが、
彼(チャールズ)自身郵便局で事務をしていた経験があるようだ


ポストマンらしい細身のパンツにゆったりめのブルゾン
アイウェア、ポストマンキャップ他ニット帽やハットがアクセントになっている


またポストマンらしい斜めがけバッグにFEDEXの小包や
手紙を抱えるなどの演出がされている

あれ?これは普通の品行方正なポストマンじゃ?
どこらへんがチャールズブコウスキーのポストマンなんだろう???


チャールズブコウスキーといえば
世間のどうしようもない慣習を全面否定し最もアウトローに生きた作家のひとり
酒浸りであった彼は以下のような数々の名言を残している

Some people never go crazy, What truly horrible lives they must live.
中にはCrazyになったこともない真面目くさった奴がいる
そんなひどい人生を生きなければならないなんて!!



なんていう疑問はフィナーレで解消された
これもまたポストマンらしいシャツとパンツ
全く同じルックで増産されるように
ぞろぞろ歩いてくるモデル達への違和感が
私が期待したソレだったのだろうと勝手に解釈している


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